このサイトでは、金融庁の金融検査マニュアルのなかの「信用リスク検査用マニュアル」をベースに説明をしてもいいのですが、「信用リスク検査用マニュアル」には自己査定に関する検査のほかに、償却・引当に関する検査や自己資本比率等に関する検査の項目も含まれています。 そして何よりも、「信用リスク検査用マニュアル」は金融庁の金融検査官が銀行を立ち入り検査する際に使用する「手引書」です。この「手引書」を用いて銀行の自己査定の「検証」をするわけですね。 ですから銀行融資を獲得しようとする企業は、「金融検査マニュアル」だけでなく「自己査定マニュアル」も勉強するべきですね。 というのも、金融庁も銀行の金融検査の資産査定の際には、金融検査マニュアルよりも各銀行で制定している自己査定マニュアルを優先しますから。 実際の金融検査でよくある検査官とのやりとりは、 検査官 : 「それは自己査定マニュアルの何ページに書いてあるのですか?」 私 : 「はい、わたしどもの自己査定マニュアルの○○ページに記載されています」 検査官 : 「わかりました。それではこの融資先は正常先にしましょう」 私 : 「ありがとうございます」(ホッ) ということで、金融庁もあくまで各銀行が独自に制定した自己査定マニュアルを優先するのです。 ただインターネットでも書店でも、自己査定マニュアルに関する書籍はほとんどありません。それは自己査定マニュアルはそれぞれの銀行が金融庁の「信用リスク検査用マニュアル」に基づき独自に作成しているものなので、もちろん公開などは一切していませんから書籍等で販売されることもありません。 このHPで説明する自己査定マニュアルに関しては、金融庁が金融検査マニュアルを平成11年に公表して以来、わたし自身が信用金庫での融資・審査業務を通して習得した「知識」であり、この「知識」に「信用リスク検査用マニュアル」や「金融検査マニュアル別冊(中小企業融資編)」の内容を加味し、説明しているわけです。 どこにもない情報だからこそ、価値があると考えますし、皆さんのお役に立てると確信しています。 ちょっと話が横道にそれました。スミマセン。m(__)m 銀行で独自に作成した自己査定マニュアルには、金融検査マニュアルに記載されている内容よりさらに踏み込んでいるものが多く、これらは銀行融資取引先(債務者)にとってもたいへん参考になります。 この有益な情報をぜひこのサイトで学んでください。
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